一般社団法人ピアトラスト × 立教大学経営学部教授 中原淳 共同研究

レジリエンスとウェルビーイングを高める

「内省力」


調査方法

  • 調査期間:2021年12月~2022年1月

  • 相互称賛サービス『Peer-Trust』を用いて称賛メッセージの送り合いが行われている企業で、一部のユーザーに、自身の心理的なコンディションの点数(5段階)と振り返りメモを、6週間にわたり記録してもらいました。
  • コンディション記録の提出があったユーザー(46名)の記録内容、同時期に受け取った『Peer-Trust』称賛メッセージの件数、事後に行った意識調査の回答を比較しました。

なぜ相互称賛で、内省の力が高まるのか?

調査結果と考察について、以下よりご覧ください。

 

  • レジリエンスとウェルビーイングを高める「内省力」(動画:約3分)
ダウンロード
2022.4.19 プレスリリースファイルはこちら
※2022/4/13公開のリリースを一部訂正後、再掲しております。
レジリエンス(困難突破力)とウェルビーイング(幸福感)を高める「内省力」.pdf
PDFファイル 853.4 KB

 職場での相互称賛によって、部下が自ら前向きに内省する力をつければ。上司が一人ひとりに手をかける負担を軽減しつつ、変化や困難を乗り越えて成果を出し、皆がイキイキと働ける組織をつくることにつながります。社員の能力発揮の促進、マネジメントの支援に、『Peer-Trust』をぜひご活用ください。


Peer-Trust × 中原淳 共同研究について

 2020年度の実証研究では、相互称賛データを用いておこなう上司・部下間の1on1が、
部下の仕事への意欲を高めることが示されました。 

 

今期は、上司側の働きかけのみならず、部下本人の「自己認識向上」も重要と捉えました。
相互称賛データを用いて部下自身が自己内省をおこなうことが、
部下のレジリエンス(困難を乗り越えられる力)を高めるという仮説を立て、
実際に企業で働く人を対象とする実証研究を行ってまいりました。

 

  • 共同研究実施期間
     2021年5月~2022年3月
  • 共同研究者
     一般社団法人ピアトラスト
     立教大学経営学部 教授 中原 淳

中原 淳 : Jun Nakahara

 

立教大学 経営学部 教授。立教大学大学院 経営学研究科 リーダーシップ開発コース主査、立教大学経営学部リーダーシップ研究所 副所長などを兼任。博士(人間科学)。専門は人材開発論・組織開発論。北海道旭川市生まれ。東京大学教育学部卒業、大阪大学大学院 人間科学研究科、メディア教育開発センター(現・放送大学)、米国・マサチューセッツ工科大学客員研究員、東京大学講師・准教授等をへて、2017年-2019年まで立教大学経営学部ビジネスリーダーシッププログラム主査、2018年より立教大学教授(現職就任)。

「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人材開発・組織開発について研究している。

単著(専門書)に「職場学習論」(東京大学出版会)、「経営学習論」(東京大学出版会)。一般書に「研修開発入門」「駆け出しマネジャーの成長戦略」「アルバイトパート採用育成入門」など、他共編著多数。