一般社団法人ピアトラスト × 立教大学経営学部教授 中原淳 共同研究

強みの自己認知と意欲を高める

『ポジティブ1on1』


調査方法

  • 相互称賛サービス『Peer-Trust』を導入している対象企業において、日常業務の中で称賛メッセージの送り合いを行ってもらいました(調査対象者:416名)。
  • このうち一部の上司・部下ペア(31組)には、1か月分の称賛データをまとめた個人レポートと『Peer-Trust 1on1 ガイド』を用いて、「月1回・15分」の『ポジティブ1on1』を、2カ月間にわたって実施してもらいました。
  • 実施期間前後の意識調査の回答の変化を、『ポジティブ1on1』を行った群と、称賛データを用いない一般的な1on1(従来型)を行った群で比較し、『ポジティブ1on1』の効果を検証しました。

称賛データを用いた『ポジティブ1on1』の効果と手法

以下よりご覧ください。

 

  • 分析編:『ポジティブ1on1』の効果(動画:約3分)
  • 事例編: 陥りがちなパターン&『ポジティブ1on1』(動画:約5分)
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2021.3.29 プレスリリースファイルはこちら
強みの自己認知と意欲を高める『ポジティブ1on1』―Peer-Trust.pdf
PDFファイル 1.1 MB

 今回設計した『ポジティブ1on1』は、従来型の1on1の一部を置き換えたり、評価期間の合間に月1回・15分の機会を設けることで、大きな負担感を伴わずに取り入れることができます。上司との面談そのものや、フィードバックを受けることへの部下の抵抗感を払拭し、部下の能力と意欲をさらに引き出すことが期待できます。

 

 職場の信頼関係の構築、社員の能力発揮・能力開発の促進に、『Peer-Trust』をぜひご活用ください。


Peer-Trust × 中原淳 共同研究について

自分自身の強みや課題を的確に認識する「セルフ・アウェアネス」が
自己成長・能力発揮に重要であるとして、注目されています。

 

私たちは、職場の仲間同士がリアルタイムに送り合った称賛のデータが

セルフ・アウェアネスを高め、自己成長・能力発揮の促進に役立てられるという仮説の下、
立教大学経営学部教授 中原淳先生との共同研究として、

実際に企業で働く人を対象とする実証研究を行ってまいりました。

 

  • 共同研究実施期間
     2020年5月~2021年3月
  • 共同研究者
     一般社団法人ピアトラスト
     立教大学経営学部 教授 中原 淳

中原 淳 : Jun Nakahara

 

立教大学 経営学部 教授。立教大学大学院 経営学研究科 リーダーシップ開発コース主査、立教大学経営学部リーダーシップ研究所 副所長などを兼任。博士(人間科学)。専門は人材開発論・組織開発論。北海道旭川市生まれ。東京大学教育学部卒業、大阪大学大学院 人間科学研究科、メディア教育開発センター(現・放送大学)、米国・マサチューセッツ工科大学客員研究員、東京大学講師・准教授等をへて、2017年-2019年まで立教大学経営学部ビジネスリーダーシッププログラム主査、2018年より立教大学教授(現職就任)。

「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人材開発・組織開発について研究している。

単著(専門書)に「職場学習論」(東京大学出版会)、「経営学習論」(東京大学出版会)。一般書に「研修開発入門」「駆け出しマネジャーの成長戦略」「アルバイトパート採用育成入門」など、他共編著多数。