一般社団法人ピアトラストは、「相互称賛アプリを用いたセルフ・アウェアネスの向上」について、立教大学経営学部 中原 淳教授と共同研究を行なっています。
本研究プロジェクトでは、従業員同士が送り合う称賛カードのデータ分析や活用方法を検証することで、働く人の企業貢献・成長を促進するしくみの実用化を目指しています。
今回の調査では、「自己および他者の強みに着目する観察力の高さが、能力発揮や業績貢献に影響する」という仮説にもとづき、当社団が提供する相互称賛アプリ『Peer-Trust(ピア・トラスト)』のβ版を導入した企業の称賛データを用いた分析を行いました。
従業員が称賛を行った度合いを高い方、低い方、それぞれ「高称賛群」「低称賛群」にわけ、利用時と次の半期の役職を比較した結果、「高称賛群」は「低称賛群」の1.9倍、その後昇進した者の割合が高いことがわかりました。普段からメンバーの「他者の強みを観察する習慣」が、リーダー・管理職への昇進につながっていることが示唆されます。
本研究プロジェクトでは、「強みの観察力」の重要性を踏まえた、評価・フィードバックの新しいしくみを設計し、10月以降『Peer-Trust』利用企業での実証研究を開始します。
リリース内容は、下記ファイルにてご確認ください。
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